診療理念

神経をなるべくとらない

歯の神経(歯髄)をとると歯が割れやすくなり、抜歯に至るなど、大きな問題が生じやすくなります。しかし虫歯が歯髄近くまで進行すると神経(歯髄)をとらなくてはならなくなります。当医院ではかなり深い虫歯でもIPCという方法で積極的に歯髄を保存し、歯の寿命をのばすことに努力しています。
臨床例 

歯をなるべく抜かない

1本でも歯を抜くと大幅に咀嚼能率がおちたり、周辺の歯や向かい合っている歯が動いてくるなどの問題が生じてきます。一般的な基準では抜歯しなければならないと判断された重症の虫歯や歯周病の歯でもなるべく抜かないで、矯正的挺出処置、歯周治療などを活用して保存に努力しています。1本の歯を懸命に守ることが、全体の歯を守ることにもつながります。
臨床例 

歯を抜かざるをえないときは歯の移植とインプラントを検討

歯をどうしても抜かざるを得ないときでも、親しらずなど不要な歯があれば歯の移植を検討します。抜歯することよって生じた穴の中に、あるいはすでに歯が存在しない歯肉の部分に抜歯した歯を植え込みます。移植された歯は、根の表面の歯根膜という組織を介してしっかりとくっつきます。これを自家歯牙移植といいます。この方法によって、取り外し式の入れ歯を使っていた方が、本来の自分の歯と全く変わらない固定式のブリッジを入れることが可能となり、大変満足されている例が数多くあります。この治療法は当医院で最も力を入れている治療の一つで、当医院では約34年前から取り組んでおります。(書籍・論文・講演の項を参照)尚、歯の移植がどうしてもできない場合、インプラントという人工歯根を埋め込む方法も行っています。歯の移植とインプラントは当院で最も得意としている治療です。
臨床例1  臨床例2 
 
診療体制の特徴
治療が終わったらやりっぱなしということではなく、この時点で、むしろ医院の責任は始まると考えています。治療が終わった健康な状態をいかに長持ちさせるのかが、 最も重要です。そのために3〜6カ月ごとに来院(リコール)していただき、虫歯や歯周病の詳しい検査および専門的な清掃、歯石除去などを行います。

衛生士による予防とメインテナンス

診療に加わるスタッフは全員が専門教育を受けた有資格者=歯科衛生士を揃え、予防的かつ保存的な診療に心がけています。歯科衛生士とは歯科の病気の予防処置と再発防止処置を行うこと、および歯みがき指導や歯石除去を行うことを主な任務とする国家資格を有するプロフェッショナルです。当医院ではさらに院内勉強会や学会などの参加で研修を重ねております。近年はわが国でも歯科医療もようやく予防を重視する流れがでてきており、その中核を担う歯科衛生士の確保率は全国的に増えつつありますが、それでもまだ東京都では全体の歯科医院の4 1%、3名以上の歯科衛生士となると6%という低い数字しかでていないのが現状です。
当医院には4名のベテラン歯科衛生士が長期間勤務し、一人一人の患者さんの状態に合った予防、治療補助、メインテナンスに努めています。 

技工士による共同診査

  • 院内に歯科技工室を設置し当医院専門の歯科技工士が在籍しております。実際にかぶせる冠や入れ歯を作るのは歯科技工士です。患者さんの希望を、どんな細かいことでも直接、お聞きし、冠をかぶせたり、義歯を作ったりするときの参考にします。また歯科医師と治療経過など密にコミュニケーションをとり、よりスムーズな治療をめざしております。
  • 治療後の再発防止の管理(メインテナンス)に責任をもちます。 

消毒・滅菌は万全

  • 患者さんは治療中、口を開けっぱなしで呼吸をしなければなりません。つまり、削りとられた虫歯の細菌、歯や金属の削除片が口の中で飛散する状態で、治療中息を吸ったりすることになり、その有害性が心配です。細菌、有害物質などが口の中から入らないよう努力しています。当医院では通常のバキュームに加え、デンパックスという口腔外強力集塵システムを採用しています。
  • 滅菌は三つの方法を組み合わせることにより歯科治療で使用する器具の全てを消毒、滅菌しています。